ミニ日記イラストまとめVol.12
知識が豊かであるほど、年齢も時代も性別も国も飛び越えて、
たくさんの人と手を繋ぐきっかけを見つけることができる。
うまくいかないときに逃げ込める秘密基地は、いくつあったっていい。
次の時代を担う新世代の背中を押すことは、いつもすぐそばにいて
手を貸し続けることとはちょっと違う。
信条も価値観も違うから、自分だけでは生み出せなかった可能性を
誰かに伝えられることだってある。
自分に似合う言葉を適切にチョイスして、物言いをおしゃれに着こなせる人でありたい。
憧れから始まったイミテーションも、それらを積み上げてできたものが
他の誰かの憧れに成り得るかもしれない。
退屈な景色に、絵空事の魔法をかけることができる人でありたい。
どんなときも顔を上げて前を向いてなくちゃいけないと自分に虚勢を張ってみせる日は、
倒れてしまわないように思い出が背中を支えてくれている。
「遊びたい」も「学びたい」も、「欲しい」も「行きたい」も「食べたい」も、
いつも神頼みを叶えてくれるのは元気で健康な自分の体。
新しい技術も考え方も何だって飲み込んで、いつまでもアップデートを繰り返す
未完成品でありたい。
思い出や忘れたくないことを一人で抱えていくのは大変だから、
慣れ親しんだ物が一緒に背負ってくれる。
懇意な人の大切なタイミングにいつも間に合うとは限らないから、
立ち会えたときは心から祝いたい。
未知の世界の扉を、おもちゃの箱を開けるように楽しめる人でありたい。
大切な人たちの癖や仕草がコミカルであるほど、なぜか心が柔らかくなる。
宝物の輝きもくすませてしまうほど心がささくれ立つ日は、
正しさよりも同情心が勝ってしまう少しダメな大人でありたい。
くだらなくても大事な人の写真はなかなか消せなくて、
携帯カメラの容量を笑顔が圧迫する。
逸る心が抑えられずに気持ちが溢れ出してしまうことがあっても、
受け止めてくれる大人は今の時代にもちゃんといる。
ベストマッチは、いつも近しいもの同士とは限らない。
やらなくてはならないことが目前に迫ったときに限って、
他のやりたいことが次々と頭に浮かんだりする。
ポケットに収まりきらないほど、大好きなものがたくさんある人でありたい。
挑戦者や冒険者の帰りを待つ人の戦いは、物語に記されていなかったりする。
出典元を知らなくても楽しめる漫画を目指してはいるけど、
無理なときだってたまにある。
ふと自分と違う誰かのアングルを真似してみたら、
埃をかぶって忘れていた視点や考え方を思い出せることがある。
大好きなものが、縁遠かったものをすぐ隣に連れてきてくれたりもする。
ここぞというタイミングで最高の結果を出せる人でありたい。
丁寧に作り込まれた世界観やまっすぐなメッセージは、世代を超えて心に響く。
足早に通りすぎる時代や変化に立ち向かう術が、
食らいついていくためのスピードだけとは限らない。
逆さまに見える地球が新鮮で、
何度も地べたを蹴っていた頃を思い出したりする。
宝物の価値が些細なものに思えてしまう時があっても、
ほんの少し先の未来で良き理解者に出会えたりすることもある。
潤沢な時間を持て余すより、追い詰められている時のほうが
意外と良いものが生まれたりする。